先日、お世話になっているお客様と会食する機会がありました。 短期間にスタッフが増え、急成長された会社の社長さんなのですが、「どうやって人を募集されるのですか？」とお尋ねすると、
「自然に人が集まってくるんです。」
そして、「よく皆さんからも言われるのですが、特別なことは何もやっていません。もちろん募集広告はやっておりますが、いつも最低のラインを決めてその中で話し合ってやっているうちにそうなるのです。」と、おしゃっておられました。 このお話しを聞いてはっと思ったのですが、僕が日頃尊敬している松下幸之助さんの本の中に「衆知を集める」ということが、よく書いてあります。
＜一人の知恵というものは、しょせん衆知には及ばないのである。人の意見に耳を傾けて、衆知を求めつつやっていこうとする人は、それだけ過ちを犯すことが少ないし、そういう人に対しては、みなもどんどん意見をいい、また信頼もよせるようになってくる＞
やはり謙虚に素直な気持ちで、人の意見に耳を傾けることでお互いの信頼関係がより強いものとなり、ある者は意見を述べ、ある者は助言をし、またある者は貴重な人材を紹介するといったように、よい方向によい方向に事が進むのではないかと、思いました。
大変貴重なお話しを聞くことで、大変勉強になりました。 お話しをさせていただきながら、人と会って話しをきくことの大切さと改めて感じることができ、また同時に感謝する気持ちの重要さを改めて感じた一日でした。
