施工面積●30m2
所在地●府中市
建物構造●RC造
竣工日●2013年6月
ひとこと●
設計士であるA先生のご自宅のリビングの一部を子供室にする計画について、ご相談をいただきました。
ご依頼内容は、①間仕切り壁を設置して引き戸を付けたい、②引き戸にはクローザー機能をつけたい、③子供が成長しいずれは現状復旧の可能性有り。
①②に関して、「壁はパネル式、引き戸は上吊り式にして、クローザーはスガツネの″デュアルソフトクローザー″仕様を検討してほしい。」
③の現状復旧の可能性を考えた場合、たて枠・見切り等を設けず、壁への固定は最小限にする。 そして間仕切り壁の配置場所の床フローリングの下には床暖房パネルが埋設されている為、長い釘はNG。床への固定は通常とは違った形での施工方法を検討する必要がありました。
材料の選定や意匠・デザイン、納まり等々詳細なご指示をいただき、施工図を作成(図面)
間仕切り壁パネルの施工方法は、天井にはコ型のステンレス製レールを製作し取付け、床には木製レールを短いビスで取付け、この間に挟み込んで固定する方法で据付けました。
引き戸にはデュアルソフトクローザー機能を搭載し、壁との取合いにはタテ枠を設けず、引き戸側にクッション材(ピンチブロック)を取付けました。
A先生の豊富な経験とアイデアがぎっしりと盛り込まれた「間仕切り計画」。
現場の設計から施工まで通してお付き合いさせていただき、本当に勉強になりました。また施工中には、いろいろとお気遣いをいただき無事に施工することができ感謝しております。
そして協力してくれた職人さん、建具製作業者、ステンレス加工業者など大変お世話になりました。 ありがとうございました。